冨士ダイスは25年3月期の連結業績予想を下方修正したが期末配当は「1株当たり40円」を据え置く、財政状態など勘案

■自己資本比率80.2%で財務基盤は堅固、耐摩耗工具でトップシェア

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は4月24日15時30分に2025年3月期の連結業績予想の下方修正を発表したが、25年3月期の期末配当は、財政状態などを勘案し、直近公表値の「1株当たり40円」に変更はないとした。

  耐摩耗工具におけるシェア34.0%でトップ企業。自己資本比率は80.2%(2024年9月末時点)で堅固な財務基盤を擁する。

 25年3月期の連結業績予想は、基幹システム刷新や自動化等による効率向上に取り組んだ一方、自動車部品関連金型の回復遅れ等に伴う売上高の減少や想定を上回る原材料等の高騰の影響を受け、各段階利益とも前回公表した業績予想数値を下回る見込みとなった。売上高は前回予想を2.4%下回る見込みに見直し、営業利益は同30.9%下回る見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同37.3%下回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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