【株式市場】同時多発テロの他国への拡散など懸念され日経平均は2日続落

株式

◆日経平均の終値は1万9407円07銭(189円84銭安)、TOPIXは1572.80ポイント(13.03ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億7753万株

チャート14 16日後場の東京株式市場は、引き続きパリで発生した同時多発テロの他国への拡散などが懸念され、株価7000円台半ばのトヨタ自動車<7203>(東1)の高値と安値の幅が40円にとどまるなど、手控え気分の強さが目立った。日経平均は前場の高値1万9451円09銭を抜けず、200円安(1万9340円前後)で小動きを続け2日続落となった。主な株価指数は前場に続きすべて安い。

 材料株や好業績株を一本釣り的に買う展開となり、エスケイジャパン<7608>(東1)が引き続きレンタルオフィスなどを展開する非上場会社による公開買い付けを材料にストップ高、アイスタイル<3660>(東1)は業績が一段と上ぶれる期待などがあるようで高値を更新。サイバーステップ<3810>(東マ)は13日付でスマートフォン向け新作ゲームの事前登録サイト公開などを発表し急伸。東洋合成工業<4970>(JQS)は13日付でヒト肝細胞培養に関する発表を行い急伸。

 朝一番に経営統合の観測が伝えられたJXホールディングス<5020>(東1)東燃ゼネラル石油<5012>(東1)は両銘柄とも後場一段強張る展開となり、さらにコスモ石油のコスモエネルギーホールディングス<5021>(東1)も動意を強めた。

  東証1部の出来高概算は17億8750万株(前引けは9億7753万株)、売買代金は2兆357億円。1部上場1913柄のうち、値上がり銘柄数は417(前引けは363)銘柄、値下がり銘柄数は1380(前引けは1427)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種(前引けは5業種)となり、値上がりした業種は、石油・石炭、鉱業のみだった。

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