【株式市場】日経平均は8日ぶりに反落し51円安、TOPIXは小高く9日続伸

◆日経平均は3万6779円66銭(51円03銭安)、TOPIXは2696.16ポイント(8.38ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して21億5494万株

 5月7日(水)後場の東京株式市場は、米中関税協議への期待などからレーザーテック<6920>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)が一段と強い値動きになり、三菱重<7011>(東証プライム)や商船三井<9104>(東証プライム)も一段と強含んだ。日経平均は取引開始後に再び小高くなり、強もみ合いを続けたが、トランプ大統領が新たに医薬品などにも相互関税を掛ける方針を表明したことなどで上値が重く、大引けは再び小安くなり8日ぶり反落。TOPIXは堅調で9日続伸となった。

 後場は、昼に決算と増配を発表したノジマ<7419>(東証プライム)が急伸して始まり、14時に累進配当を発表した矢作建<1870>(東証プライム)も急伸。14時過ぎに塩野義製薬<4507>(東証プライム)が鳥居薬品<4551>(東証プライム)を買収と伝えられ鳥居薬は急伸途上で売買停止。TOKYO BASE<3415>(東証プライム)も一段と強含み月次動向など好感。伊勢化学<4107>(東証スタンダード)は次第高となり、曲がる太陽電池の政府目標など受けペロブスカイト原料拡大の期待。カウリス<153A>(東証グロース)は証券口座への不正アクセスいぜん活発など材料に3日連続ストップ高。 

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して21億5494万株(前引けは9億7958万株)、売買代金は4兆9188億円(同2兆2737億円)。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は1035(前引けは974)銘柄、値下がりは550(同608)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、卸売り、保険、銀行、倉庫運輸、非鉄金属、建設、不動産、サービス、小売り、繊維製品、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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