大規模生産による国産SAF初供給、コスモエネルギーグループが関空発JAL便に

■国内初の大規模生産による持続可能航空燃料が本格供給開始

 国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模生産による初供給が実現した。コスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)グループのココスモ石油とコスモ石油マーケティングは5月1日に関西国際空港から上海行きの日本航空<9201>(東証プライム)の旅客便に廃食用油を原料とした国産SAFを初めて提供したと発表。これは関西国際空港初の旅客便へのSAF供給となる。

 このSAFは2021年にNEDO助成事業として採択された取り組みにより実現したもので、国内初の大規模生産による国産SAFである。「ISCC CORSIA認証」「ISCC EU認証」を取得しており、環境価値が国際的に証明されている。

 コスモ石油、日揮ホールディングス<1963>(東証プライム)、レボインターナショナルの3社が設立した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYが製造し、2025年度よりコスモエネルギーグループを通じて航空各社に供給する。今回の旅客便への供給実現により、国産SAFのサプライチェーンが本格始動した。これは航空会社や搭乗客の脱炭素に貢献するとともに、空の脱炭素推進における重要な一歩となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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