【株式市場】テロの影響は限定的との見方が広がり日経平均は大幅反発

株式市場

◆日経平均の前引けは1万9706円45銭(312円76銭高)、TOPIXは1592.34ポイント(20.81ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億7156万株

チャート15 17日前場の東京株式市場は、テロに対する断固たる姿勢がG20(20ヵ国首脳会議)で示されたことなどからNY株が237ドル高の急反発となり、昨日テロの影響を懸念して下げた日本航空<9201>(東1)などが軒並み反発し、日経平均も前引けにかけて312円76銭高(1万9706円45銭)まで上げて昨日の203円安から急反騰となり、前場としては高値引けとなった。主な株価指数はすべて高い。

 鉄鋼株が円安基調や中国株の上げ幅拡大などから高くなり、ダイキン工業<6367>(東1)が欧州経済のテロの影響は限定的との見方や好業績を見直す動きなどから反発して戻り高値に進み、セキュリティソフトのFFRI<3692>(東マ)はソニー銀行への納入などが言われて急伸し、スマートバリュー<9417>(JQS)は好業績に加えて三井物産エレクトロニクスと建機、農機などの「IoT」(モノのネット化)サービス開始が好感されて急伸。翻訳センター<2483>(JQS)朝日ラバー<5162>(JQS)はストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億7156万株、売買代金は1兆1629億円。1部上場1914柄のうち、値上がり銘柄数は1547銘柄、値下がり銘柄数は258銘柄。

 また、東証33業種別指数は全業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、鉱業、石油・石炭、機械、精密機器、水産・農林、電気機器、輸送用機器、などとなった。

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