コンヴァノがストップ高買い気配、黒字転換と最高益更新へ、新中期経営計画で急成長フェーズへ

■25年3月期は黒字化達成、26年3月期は最高益を計画

 コンヴァノ<6574>(東証グロース)は5月16日、500円高(24.41%高)の2548円でストップ高買い気配となっている。同社は15日、2025年3月期連結決算を発表。売上高32億41百万円(前期比25.2%増)、最終損益78百万円の黒字(前期は1億99百万円の赤字)と、赤字予想から一転して黒字を達成した。2026年3月期の連結業績予想では、売上高56億円(前期比72.8%増)、最終利益3億34百万円(前期比4.3倍)と、6期ぶりの最高益更新を見込んでいる。

 前期の業績好調は、ネイリストの採用・育成強化や生産性向上施策の奏功、連結子会社の収益寄与が想定を上回ったことによるもの。今期は、マーケティング施策の効果発現とコンヴァノ単体の黒字化、グループ間のシナジー創出を目指すとしている。

 2026年3月期から始まる「新第2次中期経営計画」では、その初年度に売上高56億円、営業利益5億10百万円の達成を見込んでいる。これは、従来の中期経営計画で2027年3月期に掲げていた目標を1年前倒しで達成する水準であり、同社の成長に対する強い自信の表れと言えるだろう。さらに、2027年3月期には、グループシナジーの最大化と店舗ネットワークの積極的な拡大を背景に、売上高100億円、営業利益10億円という野心的な新目標を設定した。2030年3月期末までには、店舗数を100店舗まで増やす計画も明らかにしており、中期的な成長戦略が着実に進行していることが窺える。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  2. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  3. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  4. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  5. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  6. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る