【株式市場】前場の日経平均は91円高、一時小高くなるが円高など受け軟調、TOPIXは小高い

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◆日経平均は3万7440円32銭(91円21銭安)、TOPIXは2752.87ポイント(0.96ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億7639万株

 5月27日(火)前場の東京株式市場は、米トランプ大統領がロシアのプーチン大統領に失望するような発信を行ったことなどでウクライナ情勢の混迷が浮き彫りになり、川崎重工<7012>(東証プライム)などがしっかりとなった半面、ドル安・円高を受けて自動車株や半導体関連株の中に反落する銘柄が目立った。一方、日銀総裁の講演内容が伝えられ三井住友FG<8316>(東証プライム)などは堅調。キユーピー<2809>(東証プライム)は製品値上げが材料視され高い。日経平均は概して軟調で、中盤に一時22円高(3万7553円)まで上げたが前引けは軟調だった。TOPIXは小高い。

 JMDC<4483>(東証プライム)が一段と出直り、みずほ証券による投資判断の引き上げが伝えられ活況高。LIFULL<2120>(東証プライム)は生成AIによる日本初の売却査定AIなど材料視され出直り拡大。堀田丸正<8105>(東証スタンダード)は1位株主による保有株売却など材料視され急伸。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は3日ぶりに高値を更新しトランプ米大統領の企業トランプ・メディア社がビットコインなどの暗号資産事業に30億ドルの資金調達を計画とされビットコイン関連株が再び活況高。ジーエヌアイグループ<2160>(東証グロース)はストップ高値幅の臨時拡大を受け急伸。くすりの窓口<5592>(東証グロース)は日本調剤と連携したオンライン「処方箋受付機」に期待強まり活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7639万株、売買代金は1兆5040億円。プライム上場1631銘柄のうち、値上がり銘柄数は955銘柄、値下がり銘柄数は591銘柄。

 東証33業種別指数は20業種が値上がりし、繊維製品、その他製品、ガラス土石、サービス、非鉄金属、保険、ゴム製品、卸売り、証券商品先物、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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