【株式市場】日経平均は192円高となり3日続伸、後場次第に戻して上げ相場に転じる

◆日経平均は3万7724円11銭(192円58銭高)、TOPIXは2769.49ポイント(17.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億3109万株

 5月27日(火)後場の東京株式市場は、午前中の日銀総裁講演を意識した円高が次第に後退したことなどで、ホンダ<7267>(東証プライム)がジリジリ下げ幅を縮めて14時頃からは値上がり相場に転換。朝方を除いて軟調だったキヤノン<7751>(東証プライム)も14時頃から上値を追う相場になり、反落模様だった半導体関連株の中にもアドバンテスト<6857>(東証プライム)など小高くなる銘柄が増えた。三菱重<7011>(東証プライム)も一段ジリ高。日経平均は徐々に下げ幅を縮め、14時頃から上げに転じて終盤に237円高(3万7769円)まで上げて大引けは3日続伸となった。

 後場は、三菱重に加えて東京計器<7721>(東証プライム)やカーリットHD<4275>(東証プライム)が一段強いなど防衛関連株への物色も再燃の様子。「ドン・キホーテ」などのPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)<7532>(東証プライム)は備蓄米の随意契約者とされ一段と強い。日水コン<261A>(東証スタンダード)は東京都が予定する夏の水道基本料金の無料化で出番とかで一段高。Abalance<3856>(東証スタンダード)も一段と上げ前期の黒字化、今期の黒字拡大見通しなどへの買い再燃。VISUMO<303A>(東証グロース)は27日開示の定時株主総会招集通知で事業展開や株主構成に再注目とされ急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は13億3109万株(前引けは5億7639万株)、売買代金は3兆3199億円(同1兆5040億円)。プライム上場1631銘柄のうち、値上がり銘柄数は1115(前引けは955)銘柄、値下がり銘柄数は437(同591)銘柄。

 東証33業種別指数は25業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、非鉄金属、保険、繊維製品、証券商品先物、銀行、ゴム製品、電気機器、卸売り、輸送用機器、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る