【株式市場】日経平均は346円高で2日続伸、大引けで7日ぶりに3万8000円台を回復

◆日経平均は3万8088円57銭(346円96銭高)、TOPIXは2785.41ポイント(16.08ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億4745万株

 6月9日(月)後場の東京株式市場は、米国と中国の閣僚級協議が9日にもロンドンで開かれるとされ、引き続き米中経済関係の修復などに期待があったものの、前場上げた半導体関連株や自動車株に伸び悩む銘柄が見られ、日本製鉄<5401>(東証プライム)は一段軟調など全般に上値が重くなった。中で、セイコーG<8050>(東証プライム)は13時頃にかけて一段と上げ大手証券による投資判断の引き上げを好感。みずほFG<8411>(東証プライム)や東京海上HD<8766>(東証プライム)も中盤にかけて一段強い。日経平均は13時にかけて前場の高値3万8178円(436円高)に迫ったが、高原状態のまま大引けは346円高で2日続伸。大引けの3万8000円台は5月29日以来7日ぶりとなった。

 後場は、テラスカイ<3915>(東証プライム)が一段と上げ米国発チェンジインテリジェンスプラットフォーム「Elements.cloud」の国内独占販売契約が連日好感され高値を更新。エターナルホスピタリティG<3193>(東証プライム)は5月の月次売上高など好感され急伸。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は「ビットコイン計画」などに期待強まり一段高。オーウイル<3143>(東証スタンダード)は15時の株式3分割発表を境に急伸。モダリス<4883>(東証グロース)は筋ジストロフィー治療薬の開発に向けた提携など好感されて中盤から再び上げ幅を広げ14時頃からはストップ高を継続。ラクサス・テクノ<288A>(東証グロース)も波状的に一段と上げ大株主の顔ぶれに思惑膨らむとされ出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4745万株(前引けは6億5083万株)、売買代金は3兆4616億円。プライム上場1630銘柄のうち、値上がり銘柄数は814(前引けは809)銘柄、値下がり銘柄数は738(同748)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは23業種)が値上がりし、医薬品、その他製品、銀行、電気機器、情報通信、非鉄金属、非鉄金属、石油石炭、サービス、証券商品先物、ガラス土石、鉱業、などが値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る