
■ブランドバッグのサブスク型シェアサービスを行い24年12月に上場
ラクサス・テクノロジーズ<288A>(東証グロース)は6月9日、次第に上げ幅を広げる相場となり、13時を過ぎて20%高の181円(30円高)まで上げている。6月3日に開示した定時株主総会招集通知の「大株主」の中に、2024年12月に株式を上場した際の資料にはなかったSBI証券や個人投資家・田中幸夫氏と同姓同名の株主名が出ているとされ、注目が強まっている。株価は上場来の安値圏で出直っているため、位置的に有利との見方もある。
同社はラクサス事業(ブランドバッグのサブスクリプション型シェアリングサービス)を行い、5月に発表した上場後初めての3月決算(2025年3月期)は、売上高および全ての段階利益において過去最高を記録した。バッグ販売数の増加、価格改定による顧客別単価の上昇などが寄与。また、25年3月期に実施した「ラクサス・キャッシュ」のオートチャージ機能拡大や「プレミアム交換」の導入もユーザーの満足度向上に寄与した。26年3月期は、成⾧に向けた投資(契約数増加策)を先行させる。主に、新規販路を含めた広告宣伝費の増加、インベスタマーの獲得を目的とした株主優待の導入、当社が持つシェアリングサービス機能を外部にOEM提供し契約獲得に繋げるShaaS(Sharing as a Service)の拡大に注力する」(決算説明資料より)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)