三井海洋が上場来の高値を更新、NY原油の大幅高など好感、深海のレアアース資源開発も追い風

■在イラク米国大使館員が一部退避の準備と伝えられ中東情勢に警戒感

 三井海洋開発<6269>(東証プライム)は6月12日、一段高で始まり、取引開始後は6%高の5780円(310円高)をつけ、3日ぶりに上場来の高値を更新している。FPSO(洋上原油生産貯蔵設備)の大手で、米国11日のNY原油相場が1バレル6%高の68.5ドル(3.32ドル高)と大きく値上がりしたことなどが買い材料視されている。ロイター通信の報道として、在イラクの米国大使館員が一部退避の準備に入ったと伝えられ、中東情勢の不安定化が影響したもようだ。

 三井海洋の株価は4月初に発生したトランプ関税ショック安を5月中旬に埋め戻し、以後もジリ高傾向を続けている。業績が拡大傾向で、このところは深海のレアアース資源開発などを国家戦略として推進する動きなども追い風になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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