マックハウス、金融・投資事業に本格参入、暗号資産・M&Aを軸に新たな収益モデル構築

■5億円投じ、新組織設置で事業領域拡大へ

 マックハウス<7603>(東証スタンダード)は6月12日、新たな成長戦略として金融・投資・M&A事業への参入を発表した。これは既存のアパレル事業に加え、収益の柱を増やすことで持続的成長を目指す方針に基づくもので、今後の企業価値向上につなげる考えである。暗号資産や上場企業、ベンチャー企業への投資を主要な柱とし、ビットコインの保有も視野に入れている。

 同社は、ビットコインを資産運用の一環として保有する方針を示し、財務体質の強化と長期的な資産保全を狙う。国内外の上場株や債券への投資に加え、革新的なベンチャー企業への出資やIPO支援にも注力し、将来的にはM&A対象としての検討も進めるという。また、「M&A推進室」の新設とアドバイザリー業務の展開も併せて行う予定である。

 当事業の開始は当年度内の臨時株主総会の承認を経て実施される予定で、初期投資額は約5億円と見込まれている。外部アドバイザーの協力のもと、リスク管理体制を構築し、段階的に運用を進める方針である。短期的な業績影響は軽微と見られるが、中長期的には企業価値の向上を目指す考えを明示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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