【株式市場】前場の日経平均は507円安、イスラエルがイランを攻撃と伝わり一時632円安

◆日経平均は3万7665円93銭(507円16銭安)、TOPIXは2747.96ポイント(35.01ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し11億9579万株

 6月13日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が42円安で始まったあと急激に値を消す展開となり、午前9時半には下げ幅が500円を超え、10時半には632円安(3万7540円)まで下押した。イスラエルがイランの核関連施設を攻撃したと伝えられ、株価指数の先物が先行安。ただ、その後は幾分持ち直して前引けとなった。中で、INPEX<1605>(東証プライム)などの石油資源株や商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株が急激に値を上げ、三菱重工<7011>(東証プライム)は約1週間ぶりに高値を更新した。

 イオン<8267>(東証プライム)が大きく出直り株式3分割と実質増配など好感。ビジョナル<4194>(東証プライム)は一段高となって高値を更新し第3四半期の大幅増益など好感。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は一段と上げて高値を更新しトランプ関税影響は軽微としていることなど材料視。タイミー<215A>(東証グロース)は急反発となり第2四半期の大幅増益を受け通期業績の上振れ期待など高揚。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し11億9579万株、売買代金は3兆831億円。プライム上場1629銘柄のうち、値上がり銘柄数は233銘柄、値下がり銘柄数は1659銘柄。

 東証33業種別指数は7種の値上がりにとどまり、鉱業、石油石炭、海運、電力ガス、倉庫運輸、不動産、陸運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る