三菱重工が高値を更新、イスラエルによるイラン攻撃など材料視、日本とEUの防衛産業協力報道も好感

■イスラエルの攻勢とイランの反撃は一過性にとどまらない様子

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は6月16日、一段と上げて始まり、取引開始後は4%高の3669.0円(157.0円高)まで上げ、実質的な上場来の高値を更新している。イスラエルによるイラン攻撃が日本時間の6月13日(金)午前に伝えられ、その後もイスラエルの攻勢やイランの反撃が一過性にとどまらない様子のためか、軍需・防衛関連株としての注目が再び強まる相場となっている。防衛関連株は一斉高となっている。

 また、直近は「日本と欧州連合(EU)が本格的な防衛産業協力に乗り出す」(日本経済新聞6月16日付朝刊)と伝えられ、ビジネスの面でも新たな展開が開ける期待が強まった。報道によると、「官民が16日に初会合を開き、防衛産業分野の連携策について話し合う」もよう。「日EUは16日のパリ航空ショーに合わせて、双方の防衛産業関連企業を集めた初の会合を開く」と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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