トランスジェニックGが急伸しストップ高、新規サービスを受託開始、開示が遅れていた3月決算も発表し安堵感

■「短期発がん性試験の受託を開始、「中期発がん性試験」は受託拡張

 トランスジェニックG(トランスジェニックグループ)<2342>(東証グロース)は6月17日、183円(20円高)で寄った後一段高となり、ほどなくストップ高の213円(50円高、31%高)まで上げて約2か月ぶりに年初来の高値を更新している。16日に新規サービスの受託開始と「中期発がん性試験」の受託拡張について発表した上、開示が遅れていた3月決算(2025年3月期・連結)も発表。3月決算は各利益とも損失だったが、今期・26年3月期の予想は各利益とも黒字としたことなどで安心感が広がったようだ。

 決算発表が遅延した要因は、「子会社の一部の職員による試験データに係る不正が判明し、外部の専門家(弁護士)による調査及び検証作業を進めてきた」(発表資料より)ことなど。一方、新規サービスについては、このたび短期間(26週間)で発がん性評価が可能な『rasH2マウスを用いた短期発がん性試験』の受託準備が整ったことを受け、16日より新規サービスとして受託を開始するとした。業績への寄与が期待されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る