中国塗料が高値更新など造船関連株の値上がり目立つ、「国が造船所を新設・再建」とされ買い波及

■赤阪鐵工は急伸し小池酸素や阪神内燃機なども動意強める

 中国塗料<4617>(東証プライム)は6月20日の後場、一段高となり、13時にかけて8%高の2510円(192円高)まで上げ、約4か月半ぶりに年初来の高値を更新している。船舶用塗料の大手。きょう午前、日経電子版が「『国立造船所』建設を検討、政府・自民、造船業復活へテコ入れ」と伝え、内海造船<7018>(東証スタンダード)などが値動きを強めるにつれ、中国塗料への買いも関連株として活発化している。

 「政府・自民党は国内の造船業を復活させるための政策パッケージを策定する検討に入った」と伝えられた。「国が造船所を新設・再建し、既存の造船設備の更新などを担うことで建造能力を増強する案が浮上」「同じく造船業の再建をめざす米国への協力を視野に国内の産業基盤を整える」という。造船株が一斉高となっているほか、船舶用発動機の赤阪鐵工所<6022>(東証スタンダード)は10%高、ダイハツインフィニアス<6023>(東証スタンダード)は5%高、阪神内燃機<6018>(東証スタンダード)は4%高、小池酸素<6137>(東証スタンダード)は9%高、古野電気<6814>(東証プライム)は高値を更新など、連想買いが広がっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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