マルマエが今8月期の業績・配当予想を増額修正し8月期末配当は1株25円(従来予想比10円増)に

■営業利益は従来予想を7.7%上回る見込みに見直す

 マルマエ<6264>(東証プライム)は6月20日午後、今8月期(2025年8月期)の業績予想と配当予想の増額修正を発表した。また、25年8月期の第3四半期より、高純度アルミ精製などのKMアルミニウム株式会社(福岡県)の子会社化により連結決算へ移行することにともない、8月通期の連結業績予想も公表した。

 今8月期は、売上高は概ね予想通りとなる見通しだが、生産性の改善等により、営業利益はマルマエ事業で1.2億円上振れ、KMアルミの事業連結によって約4億円の増加が見込まれることとなった。

 今8月期の個別業績見通しは、売上高が前回予想を0.4%上回る76億32百万円の見込み(前期比60.7%増)になるとし、営業利益は同7.7%上回る17億23百万円の見込み(前期の約11倍)に、当期純利益は同18.7%上回る12億64百万円の見込み(同66.5倍)に見直した。8月期末配当は、業績見通しが上振れたことにともない、1株当たり25円(従来予想比10円の増配、前期比では5円の増配)の予定とした。これにより、中間配当金を含めた当期の年間配当金は1株当たり40円(前期比10円の増配)となる。

■第3四半期より連結決算に移行、今8月期の連結業績予想も発表

 8月通期の連結業績予想は、主にKMアルミの5か月分の売上高36.2億円が加わることや、のれん等の発生に伴う償却費128百万円、株式取得関連費用のうち販管費として一時的な費用約1億円、などがあり、売上高が112億54百万円の見込みとし、営業利益は19億円、経常利益は17億14百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は12億65百万円、1株利益は99円93銭の見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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