クオンタムソリューションズが反発、日本初のDATステーキング協業を開始
- 2025/11/25 10:28
- 材料でみる株価

■HashKey Cloudと協業しETHステーキング参入、資産効率向上を目指す
クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード)は11月25日9時、HashKey Group傘下のHashKey Cloudと、日本初となるDATステーキング(デジタルアセット信託型ステーキング)に関する協業を開始したと発表した。同協業は、HashKey Cloudが同社に対し、安全性と専門性を備えたイーサリアム(ETH)のステーキングおよびリステーキングサービスを提供するもので、日本の上場企業がDATフレームワークに基づき専門機関を通じてETHステーキングに参加する初の事例となる。これにより、同社の資産効率向上とデジタル資産の安定的な価値形成を図る仕組みが整備される。
協業では、HashKey Cloudが保有する機関投資家向けのステーキング基盤やリスクマネジメント技術を活用し、クオンタムソリューションズのETH戦略を支援するほか、リステーキングやDeFi利回りアグリゲーションといった新たなユースケースの創出も進められている。日本は規制面の成熟度が高く市場ポテンシャルも大きいとされ、今回の取り組みは企業の暗号資産管理における再現性あるモデルケースとなることが期待される。
■株価は反発
株価は、25日朝方に反発し、寄り付きの440円から446円まで上昇した。前日は年初来安値416円まで売られていたが、短期的な値ごろ感と自律反発が優勢となった。出来高は前日比で減少しつつも14万株超を維持しており、下値では個人投資家の押し目買いが入ったとみられる。四半期損益の不透明感からPERやPBRは算出不能の状態が続くが、足元では416円が下値抵抗として意識される展開になっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















