【今日の言葉】連勝と連騰のあとの怖さ

『連勝と連騰のあとの怖さ』=世界野球準決勝で日本チームは最後に逆転負けした。2つの点で相場と似ている印象を受けた。1つは、連勝、連騰のあとは押し目が来ること。もう1つは、次なる材料というものは直前の材料を上回らなくてはいけない、ということだ。 日本チームは予選を5連勝した。今年6月に日経平均が12連騰したのと似ている。連勝・連騰のあとには緩みが必ずといってよいほど待っているものだ。今度の野球も連勝のあとの緩みだったのだろう。 先発の大谷投手は160キロの速球で相手打線をゼロに抑えていた。二番手ピッチャーも150キロの速球だが、ここに落とし穴があった。相手打者からみれば直前投手の球に比べるとずいぶん遅く感じ打ちやすいと思うはず。相場も次なる好材料は、最初の好材料より勝っていないと上値は追い難い。スポーツも相場も、この世に生きることすべてが競争であり、「競争に耐える精神力とリズム」を掴むことが大切のようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る