キリン、AI役員「CoreMate」導入へ、経営にAIの知見、戦略会議に本格活用

■12のAI人格が会議の論点提示、意思決定の質を向上

 キリンホールディングス<2503>(東証プライム)は8月4日、「KIRIN Digital Vision2035」に基づき、AI役員「CoreMate」を7月以降のグループ経営戦略会議に導入すると発表した。同社独自の12名のAI人格が会議に提示すべき論点を抽出し、多様な視点を提供する。これにより、意思決定の質とスピードを高め、イノベーション創出を加速する。今後は年間30回以上の会議で活用される見通しである。

 「CoreMate」は、過去の経営知見と外部の最新情報をもとに継続的に知識をアップデートし、起案者との事前対話により議題の精度向上や資料作成の効率化を支援する。さらに、会議準備の効率化や意思決定時間の短縮が見込まれており、経営層がより創造的な業務に集中できる環境を整える。多様な視点による迅速かつ的確な経営判断を促す点も注目されている。

 今後は取締役会や事業会社の会議にも導入を広げる方針であり、議論内容のリアルタイム可視化や対話型機能の拡張も視野に入れる。キリングループは、デジタル技術を活用して生産性向上と価値創造を両立させ、CSV先進企業としての持続的成長と社会的価値の創出を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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