【株式市場】前場の日経平均は319円高、「半導体の関税100%」には冷静で好決算株など活況高

◆日経平均は4万1114円68銭(319円82銭高)、TOPIXは2991.73ポイント(25.16ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億3781万株

 8月7日(木)前場の東京株式市場は、米トランプ大統領が米国に輸入する半導体に100%の関税を課す方針と伝えられ、半導体関連株が軒並み安く始まったが、一部を除いて次第に持ち直しソシオネクスト<6526>(東証プライム)などは値上がり相場に転換。四半期決算が好感されて資生堂<4911>(東証プライム)や富士フイルムHD<4901>(東証プライム)なども活況高となった。決算発表翌日は重かった住友倉庫<9303>(東証プライム)が反騰高値など再評価も旺盛。日経平均は小安く始まったが次第に上げ幅を広げ、午前11時過ぎに369円円高(4万1164円)まで上げて前引けとなった。

 米アップルの米国内生産回帰方針を受けて「iPhone」関連のTDK<6762>(東証プライム)や村田製<6981>(東証プライム)などが上げ、ソフトバンクG<9984>(東証プライム)は高値を更新。堀田丸正<8105>(東証スタンダード)は大株主の異動発表後3日連続ストップ高。ヤマノHD<7571>(東証スタンダード)は業績一段回復の期待などで一時ストップ高。Hmcomm<265A>(東証グロース)は生成AI新製品が材料視されストップ高。タイミー<215A>(東証グロース)は同業のスキマワークスの子会社化が材料視され上場来の高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は11億3781万株、売買代金は2兆6061億円。プライム上場1623銘柄のうち、値上がり銘柄数は1163銘柄、値下がり銘柄数は405銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、倉庫運輸、保険、小売り、その他製品、銀行、情報通信、証券商品先物、電力ガス、サービス、陸運、空運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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