
■5G/IoT向け新製品投入で産業・医療分野を開拓
CAICA DIGITAL<2315>(東証スタンダード)は12月24日、子会社のネクスが5G RedCap対応USBドングル「UNX-35GL」を2026年1月から販売開始すると発表した。5G/AI/IoT分野で拡大する需要に対応する新製品で、次世代通信の普及を見据えた製品投入となる。
「UNX-35GL」は、5Gの特性を維持しながら低消費電力・低コストを実現する国際標準仕様の5G RedCapを採用した。従来の5Gモジュールで課題とされてきた小型IoT機器への適用を可能にし、産業用IoTや医療機器、バックアップ回線用途など幅広い分野での活用を想定する。有線LANポート標準搭載やDual SIM対応、国際ローミング対応などを備え、同社のIoT事業における製品ラインアップ強化と5G活用の加速に寄与する見通しだ。
■株価は急騰、5G関連材料で短期資金流入
12月25日、株価が一時99円まで上昇し急騰した。子会社ネクスによる5G RedCap対応USBドングル販売開始が材料視され、5G/IoT関連として買われた。出来高は570万株超と膨らみ、値動きの軽さも相まって物色が活発化した。一方、PERは165倍と割高感もあり、上値では利益確定売りが出やすい。今後は製品展開による収益貢献の進捗が焦点となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















