
■配当性向はこれまでの「30%台程度」から「連結で50%程度」に
アイリックコーポレーション<7325>(東証グロース)は8月15日の前場、急伸相場となり、午前10時半にかけて15%高の880円(115円高)まで上げ約2か月ぶりに年初来の高値を更新し、前引けも13%高で上げ幅を保った。「保険クリニック」運営やソリューション事業、システム事業を行い、14日午後に6月決算(2025年6月期)と配当方針の変更(拡充)、大幅増配を発表し、好感買いが先行した。
配当方針は、配当性向をこれまでの「30%台程度を目途」から「連結配当性向50%程度を目安」に拡大し、配当の時期は「期末配当のみ年1回」を「中間配当と期末配当の年2回」に拡充する。26年6月期より適用し、中間配当は1株16円(これまで未実施)、期末配当も1株16円(前期は1株30円)の予定とした。
25年6月期の連結決算は、売上高が94億24百万円(前期比19.0%増)となり、営業利益は7億41百万円(同49.7%増)など、「売上高、各段階利益ともに過去最高を更新」(決算説明資料)した。今期の予想も連結営業利益を13.9%増とするなど全体に2ケタの伸び率を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)