【この一冊】行動経済学の入門書『なぜ人はそれを買うのか?』発売、池上彰監修で身近な事例を解説

■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介

 学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は8月13日、同社のグループ会社Gakkenを通じ、池上彰氏監修による新刊『なぜ人はそれを買うのか? 新 行動経済学入門』(定価=1,590円・税込)を発売したと発表。行動経済学を初めて学ぶ読者でも理解しやすいよう、身近な事例と豊富なイラストを交えて解説している。価格は税込1,590円で、紙版と電子版の両方が用意されている。

 行動経済学は、人間の意思決定や購買行動を心理学的に分析し、マーケティングやビジネス戦略に応用される学問分野で、世界のビジネスエリートや大学、企業から注目を集めている。本書では、価格差による購買行動の変化や人気表示の効果、損失回避を説明する「プロスペクト理論」、意思決定を左右する「現在バイアス」や「ナッジ理論」などをわかりやすく紹介している。

 内容は序章と6章構成で、日常の買い物から企業の経営戦略まで幅広い事例を取り上げる。クラウドファンディングの人気の理由、推しグッズを集める心理、空腹時の衝動買い、スイッチングコストの影響、SDGsへの応用など、多角的な視点で行動経済学の実践的価値を提示している。池上氏の平易な語り口により、読者は「なぜその行動をとるのか」を自然に理解できる構成となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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