
■このところの株価最高値で運用資産の評価益拡大に注目の様子も
第一生命HD(第一生命ホールディングス)<8750>(東証プライム)は8月22日、再び一段高となり、午前10時にかけて1291.0円(52.0円高)まで上げ、5日ぶりに2010年以降の最高値を更新している。市中金利の上昇が追い風になる銘柄のため、22日午前の債券市場で長期金利(指標国債利回り)が上昇し、2008年以来の1.615%に達したことを受け、条件反射的に買いが増加したとみられている。また、このところの株式市場の最高値更新によって国内運用資産の評価益拡大が見込まれている。
22日夜には、主要国の中央銀行総裁などの会合「ジャクソンホール会議」で米FRB(連邦準備理事会)パウエル議長の講演が予定されており、米国の金融政策についてどのような姿勢を示すかが注目されている。みずほFG<8411>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)なども出直っており、金利上昇が追い風になる銘柄として買われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)