【編集長の視点】内田洋行、連続最高益見通しで株価急反発、株式分割と需要拡大が追い風
- 2026/1/7 08:24
- 編集長の視点

■株式分割の権利取りを連続最高純利益がフォローして急反発
内田洋行<8057>(東証プライム)は、前日6日に390円高の1万1030円と急反発して引け、昨年9月29日につけた上場来高値1万2910円を視界に捉えた。同社株は、今年1月20日を基準日に株式分割を予定しており、権利付き最終売買日の16日を前に権利取りの買い物が再燃した。今2026年7月期業績が、連続して過去最高を更新すると見込まれていることもフォローの材料視されている。またテクニカル的にも、5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、分割権利落ち後の値幅効果期待も高めている。
■GIGAスクール構想の更新需要がピークを迎え大規模なオフィスリニューアルも寄与
株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げ投資しやすい環境を整え、同社株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的にしており、1月20日を基準日に1株を5株に分割する。株式分割に伴い今期年間配当300円(前期実績300円)は60円に修正される。
一方、今2026年7月期業績は、売り上げ4180億円(前期比24.0%増)、営業利益154億円(同26.5%増)、経常利益163億円(同24.2%増)、純利益108億円(同9.9%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高(98億2500万円)を連続更新する。公共市場事業では、2026年3月末にピークを迎えるGIGAスクール構想の生徒一人一台の端末の更新需要や自治体システムの標準化対応、小中学校改築の大規模案件が寄与し、オフィス関連事業では大規模なオフィスリニューアル、さらに情報関連事業では2025年10月にWindows10のサポート終了でパソコンやIT関連サービスが続伸することなどが寄与する。なお昨年12月3日に発表した今2026年7月期第1四半期(2025年8月~10月期、1Q)は、前年同期比52.3%増収、95.6%営業増益、89.0%経常増益、92.1%純益増益とV字回復しており、営業利益の通期予想進捗率は19.5%と目安の25%を下回ったが、通期予想業績は変更がなかった。
■PER12倍修正の値幅効果期待と権利取り妙味をミニGC示現が後押し
株価は、前期業績の2回目の上方修正で1万円の大々台に乗せ、今期業績の連続過去最高更新予想で上場来高値1万2910円まで上値を伸ばし、1万円大々台を試す調整のあと株式分割の権利取りで1万1000円台までバウンドした。ただ今期1Qの低進捗率業績が嫌気され窓を開けて9820円まで再調整し、分割権利取りの再燃で再騰し、5日線が25日線を上抜くミニGCを示現して上昇トレンド転換を示唆したところである。PERは12.6倍となお割安水準にあり、株式分割の権利取りとともに分割権利落ち後の値幅効果も期待でき、権利取りに一考余地がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)




















