コンヴァノ、35億円相当のビットコイン購入を完了、累計64億円超

■200ビットコインを取得、社債と新株予約権で資金調達

 コンヴァノ<6574>(東証グロース)は8月22日、合計40億円のビットコイン購入決議のうち、35億円相当の購入を完了したと発表した。今回の購入は200ビットコイン、購入金額は35億800万円であり、平均購入単価は1ビットコイン当たり1,754万円だった。資金は同社が発行した第3回普通社債(20億円)および第4回新株予約権(15億800万円)により調達された。これにより、同社は7月以降の一連の取引を含め累計約64億円、364.9254833ビットコインを取得したことになる。

 参考として、同社は7月22日に約4億円(22.62888328ビットコイン)、7月24日に約10億円(57.2931ビットコイン)、7月31日に約15億円(85.0035ビットコイン)をそれぞれ購入していた。これらを含めた累計の平均購入単価は1ビットコイン当たり1,755万9,745円となった。なお、直近の購入分には付随するオプション料として5,003万3,328円を受け取り、同社は今後もオプション取引規模を拡大する計画を示した。

 業績への影響については、8月14日に公表した2026年3月期連結業績予想には今回の購入や保有に伴う損益を織り込んでいないと説明した。同社は受領したオプション料を売上収益に計上予定であり、今後ビットコイン相場の変動に応じて業績への影響が顕在化した場合は速やかに開示するとしている。また暗号資産の会計処理については再評価モデルの適用を前提に監査法人と協議中である。今回の取得を機に、同社は国内でビットコイン保有のリーディング企業を目指し、今後も積極的に追加取得を進める方針を表明した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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