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ヤマシタヘルスケアＨＤ、乳房疾患診断機器「ＢｒｅａｓｔＳｃａｎ」「Ｖｉｅｗｎｕｓ‐Ｌｉｎｅａｒ」が薬事認証取得
- 2025/9/8 19:38
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■医療現場の課題解決と患者負担軽減を目指して
ヤマシタヘルスケアホールディングス＜９２６５＞（東証スタンダード）は９月５日、グループ会社のマイクロソニックが開発した乳房疾患の早期発見を目的とする医療機器「ＢｒｅａｓｔＳｃａｎ（ブレストスキャン）」および「Ｖｉｅｗｎｕｓ‐Ｌｉｎｅａｒ（ヴィーナスリニア）」について、医療機器としての薬事認証取得・届出を完了したと発表した。両製品は独自の研究開発に基づく成果であり、「乳房の超音波診断装置および検査方法」としての特許（特許第７７３２１１９号）も取得した。同社はこれらの技術により、従来の検査に伴う痛みや不快感、被ばくリスク、時間的・経済的負担といった課題を軽減し、患者と医療従事者双方に新たな価値を提供するとしている。
開発の背景には、乳がんが女性で最も高い罹患率を持つがんのひとつであり、早期発見・早期治療が強く求められている現状がある。従来の検査方法は負担が大きく、受診をためらう要因となっていた。この課題を踏まえ、同社は高精度かつ快適な超音波診断装置の開発に着手し、医療現場や受診者の声を取り入れながら製品化に至った。薬事認証は、同社にとって初の自社開発製品の上市に向けた重要な節目であり、研究主体から「開発・製造・販売」へと事業領域を拡大する契機になる。
今後は、医学会や展示会への参加を通じて臨床研究の成果やエビデンスを積み重ねるとともに、医療機関や販売店に対する営業活動やトレーニング提供により臨床導入を推進する方針である。また、臨床現場からのフィードバックを製品改良に反映させることで品質を高め、国内外での需要拡大を視野に入れる。同社は医療の質向上と患者の安心・安全の実現に貢献することを目指し、グループ全体で新たな医療機器事業の展開を支えていくとしている。（情報提供：日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部）
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