【本日の主なニュース】都市開発・新製品投入・暗号資産戦略・株主優待拡充・M&A加速・創薬提携――企業成長と市場変化の最前線

・三井不動産<8801>(東証プライム)・豊田通商<8015>(東証プライム)・KDDI<9433>(東証プライム):名古屋市港区に収容1万人規模の「(仮称)名古屋アリーナ」建設を着工。2027年秋竣工、2028年初頭開業予定。BリーグFE名古屋の本拠地となるほか、音楽・展示会など多目的利用を想定。大林組<1802>(東証プライム)が設計施工。地域経済活性化と文化発信強化を狙う。

・シチズン時計<7762>(東証プライム):「CITIZEN L」から水をテーマにした限定モデル2種を9月11日発売。構造色文字板と再生素材を採用し、世界限定各1200本と2000本。「CITIZEN ATTESA」からはJAXA補給機HTV-Xをモチーフとした限定モデルを9月4日に発売、世界限定1300本。いずれも光発電「エコ・ドライブ」搭載。

・カワセコンピュータサプライ<7851>(東証スタンダード・福証本則):福岡証券取引所本則市場に重複上場。地域密着型事業展開の強化と認知度向上を狙う。株式流動性と投資家利便性の向上に寄与。

・コンヴァノ<6574>(東証グロース):総額20億円のビットコイン購入を決議。新株予約権行使資金を充当し、2027年3月末までに2.1万BTC保有を目指す財務戦略の初段階。資産防衛と企業価値向上を狙う。

・イー・ロジット<9327>(東証スタンダード):ヒップスタイルと業務提携。EC物流BPOとラストワンマイル配送を統合し、受注から配送まで一貫体制を構築。共同配送や新サービス開発を進め、物流効率化と顧客満足度向上を図る。

・AeroEdge<7409>(東証グロース):栃木県足利市に新工場を建設し、チタンアルミブレード新材料の量産体制を構築。投資総額50億円で2027年半ば完成予定。サフラン社との契約を前提に供給リスク低減とシェア拡大を狙う。

・今仙電機製作所<7266>(東証スタンダード・名証プレミア):株主優待制度を新設。300株以上半年以上保有株主に優待ポイントを付与し、商品交換可能。年間配当も22円に増額。

・トリドリ<9337>(東証グロース):株主優待制度導入。100株以上保有株主に3000円分のQUOカードを贈呈。25年12月末から適用。

・セーラー広告<2156>(東証スタンダード):フェローを子会社化。自治体向け自動連絡システムなどの技術と広告事業を融合し、新たなサービス創出を目指す。10月1日付で連結子会社化。

・日本和装ホールディングス<2499>(東証スタンダード):期末配当を7円に修正。普通配当5円に加え、新体制発足を記念した2円を加算。年間配当は16円となり前期の3円から大幅増。

・フォーシーズHD<3726>(東証スタンダード):シンガポールのThunderbolt Advisorsとビットコイン財務戦略に関する契約を締結。時価総額の5~10%を資金調達し、その90%をビットコイン購入に充当予定。

・カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース):NANO MRNAと共同研究契約を締結。mRNAエンコード抗体医薬の開発を推進し、製薬企業との共同開発や導出を目指す。

・ヤマザキ<6147>(東証スタンダード・福証本則):札証本則市場での上場承認を取得。9月11日上場予定。東京・福岡に続き3市場体制に。地域基盤強化と流動性確保を狙う。

・ホリイフードサービス<3077>(東証スタンダード):DEITAと業務提携し、焼きそば専門店「俺の生きる道」全国展開を加速。バーチャルレストラン事業の強みを活用。

・G-7ホールディングス<7508>(東証プライム):群馬県の食肉加工卸ミートプランニングを子会社化。取得価額31.5億円。精肉事業をグループ第3の柱に育成。

・トーメンデバイス<2737>(東証プライム):株主優待にカレーセットを追加。200株以上で6食、500株以上で10食を新設。継続保有株主向け追加優待も継続。

・フーディソン<7114>(東証グロース):株主優待を拡充。100株以上保有株主に「魚ポチ」利用クーポン8000円分など選択肢を拡大。26年3月末から適用。

・ワイエスフード<3358>(東証スタンダード):恵比寿のカジュアルフレンチ「ロティサリーブルー」事業を子会社Yappaを通じて譲受。譲受価額2745万円。M&A第2弾。

・クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード):香港子会社がビットコインを追加取得。総額60万ドル、累計19.5BTC超を保有。総取引額は約3.3億円。

・マルマエ<6264>(東証プライム):半導体・FPD製造装置向け真空部品や超高純度アルミ製品を展開。25年8月期・26年8月期は半導体需要回復とM&A効果で大幅増収増益見通し。8月25日に立会外分売を実施し流動性向上を図る。株価は一服後、上値を試す展開が期待される。

・アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード):電子絵本・知育アプリなどのコンテンツ事業とDX事業を展開。26年3月期は赤字予想だが、第1四半期でDX事業が黒字転換し改善を牽引。生成AI活用や効率化で収益力強化。株価は年初来高値圏から一旦反落も、利益確定売りをこなしながら再上昇を狙う展開。

・Jトラスト<8508>(東証スタンダード):日本、韓国・モンゴル、東南アジアで金融事業を展開。25年12月期は大幅営業増益予想。日本の金融事業が堅調、韓国・モンゴル事業も改善寄与。中間期も計画を上回る増益で、通期も収益拡大基調。株価は一服局面ながら割安感を背景に上値を狙う展開が見込まれる。

・京写<6837>(東証スタンダード):プリント配線板大手。26年3月期は増収増益予想。国内では販売価格適正化や生産性向上を進め、インドネシア拠点に新規生産ラインを導入し需要増に対応。1Qは一過性要因で減益となったが、通期では積極展開で収益拡大期待。株価は1Q減益を嫌気して反落したが、低PBR(1倍割れ)が評価材料。

(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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