久光製薬が米国での臨床進展など好感し後場一段強張る

株式市場 銘柄

■7月から調整続くがいったん反騰に転じても不自然ではない位置

 久光製薬<4530>(東1・売買単位100株)は6日の後場、一段強張る展開になり、13時過ぎには4950円(175円高)と上げ幅を拡大した。5日、米国で経皮吸収型統合失調症治療剤「アセナピンマレイン酸塩」の第3相比較臨床試験を開始と発表し、引き続き期待の強い展開となっている。18年度中の製造販売承認申請を目指す。

 このところは、7月の6390円を上値に調整基調が続き、8月30日には4535円まで下押した。しかし、4500円台は、2月につけた年初来の安値に並ぶ水準になり、テクニカル的にはいったん反騰に転じても不自然ではない位置関係になるようだ。新薬への期待がひとつ増えたことで、反騰が本格化するかどうか注目されている。

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