ホンダ、本社を八重洲地区へ移転、青山ビル40年の歴史に幕、再開発で国際的発信拠点へ

■東京駅至近の大規模オフィスで「ワイガヤ」文化強化、組織力向上狙う

 ホンダ<7267>(東証プライム)は2029年中に、本社機能を東京駅八重洲口近くで進む「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の高層オフィスフロアに移転すると発表した。あわせて、現在の本社が入居する「ホンダ青山ビル」の所有権の一部を三井不動産レジデンシャルに譲渡し、共同で建て替えを進める。

 青山ビルは1985年の完成から約40年にわたり本社として機能し、ショールーム「ホンダウエルカムプラザ青山」も構えてきた。しかし、事業環境の変化やビル設計思想の更新を踏まえ、新たな拠点整備が課題となっていた。同社は2023年に建て替え方針を決定していたが、改めて検討を行い、かつて1960年代から1974年まで本社を置いた八重洲地区が最適と判断した。移転後のオフィスフロアは現本社の約6.8倍、虎ノ門の仮移転先と比べても約1.8倍の面積を確保でき、多様な人材が「ワイガヤ」文化の下で協働する環境が整うという。

 八重洲は同社が東京進出を果たした地であり、再開発により交通利便性や都市機能の強化が期待される。青山ビルは譲渡後、三井不動産レジデンシャルと共同で新築に建て替え、一部フロアをホンダが引き続き使用する予定だ。ブランド価値を高める活用策を幅広く検討する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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