ダイトーケミックス、福井工場に約20億円投資、半導体材料試作設備を新設
- 2025/9/29 08:03
- IR企業情報

■半導体向け感光性材料需要拡大に備え、試作能力を強化
ダイトーケミックス<4366>(東証スタンダード)は9月26日、福井工場(福井県福井市)における電子材料の試作設備投資を決議したと発表した。投資額は約20億円で、着工は2026年1月、完成は同年9月を予定している。所在地は福井市石橋町で、半導体向け感光性材料などの需要拡大に対応する体制を整備する。
今回の投資は、試作能力のさらなる増強を目的としている。近年、半導体市場の拡大とともに感光性材料を含む電子材料の需要が高まっており、同社は競争力強化と安定供給の実現を図る。福井工場は同社の生産拠点の一つであり、今回の新設備は将来の製品開発や顧客ニーズへの迅速な対応に寄与するとみられる。
業績への影響については現時点では軽微とされるが、今後の業績に重要な影響を与えると判断される場合には適時開示を行う方針を示した。今回の決定は、国内外で拡大する半導体関連需要に備えた布石として注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)