TSIホールディングス、デイトナを283億円で子会社化、自己株式60億円分を取得・消却へ

■OMOとDXを武器にした戦略的補完で新たな成長へ

 TSIホールディングス<3608>(東証プライム)は7月14日、デイトナ・インターナショナルの株式を取得し、子会社化することを決定したと発表した。デイトナ・インターナショナルは「FREAK’S STORE」などを展開するファッションリテイラーであり、リアル店舗とECサイトを融合させたOMOプラットフォームの構築に注力してきた。同社のノウハウとTSIグループの既存事業との親和性を活かし、販路の拡大や新規顧客の獲得を見込む。買収は2025年9月2日に完了予定で、取得金額は283億円。

 デイトナ・インターナショナルは約60店舗を運営し、直近では売上高約393億円、営業利益5億3900万円を計上している。親会社に帰属する純利益は赤字が続いていたが、OMOやDX領域の強みを武器に、TSIグループの成長戦略「TIP27」の実現に貢献すると期待されている。買収後は、TSIのブランドとの相互送客によるシナジーの創出、新たな収益機会の獲得が視野に入っている。

 また、TSIは自己株式の取得と消却を発表した。発行済株式の最大6.45%にあたる450万株を60億円を上限に取得し、2026年1月末に全数を消却する。加えて、持株会信託型ESOP制度を再導入し、従業員の中長期的な財産形成や会社経営への参画意識を高める施策を講じる。株式取得資金は最大4億2800万円で、2025年8月から9月にかけて市場買付により取得する計画だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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