笹徳印刷、関東工場に6億円投資、印刷設備増設で供給体制を強化
- 2025/9/1 06:37
- IR企業情報

■パッケージ分野の競争力維持へ、印刷関連設備を拡充
笹徳印刷<3958>(東証スタンダード・名証メイン)は8月29日、関東工場における生産設備の増設を決定したと発表した。パッケージング分野での競争優位を維持し、今後の需要拡大や安定供給に応えることを目的としたもので、約6億円を投じて印刷関連の生産設備および付帯設備を設置する。所在地は埼玉県本庄市児玉町共栄の関東工場内である。
今回の設備投資は2026年5月に着工し、同年10月の竣工を予定している。新設備の導入により、生産能力の強化と供給体制の安定化を図り、顧客の多様なニーズに応える体制を整備する。特に同社の主力分野であるパッケージ印刷において、需要拡大に対応できる生産基盤の強化が期待されている。
同社によれば、2026年6月期に与える業績への影響は軽微と見込まれているが、翌期以降については適宜開示を行う方針である。設備投資による長期的な成長戦略の推進と供給安定化を通じ、持続的な事業拡大を目指す姿勢を明確にした形となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)