三洋貿易が長期ビジョン「VISION2020」を発表

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■20年9月期までに連結経常利益50億円を目指す

 三洋貿易<3176>(東1)は26日、15年10月から20年9月までの5年間を対象年度とする長期ビジョン「VISION2020」を発表した。将来の方向性・あるべき姿を示す指針として策定。20年までを目途に継続的成長を確かなものにする。

 同ビジョンは、「将来の方向性・あるべき姿を示す指針」、「強みを再認識・強化し、変えるべきは変革を断行」、そして「3つの基本方針と6つの戦略遂行で20年を目途に目標を設定・達成する」ことを策定意義とし、基本方針では「盤石な財務基盤」、「強みを通じた価値創造」、「自由闊達な社風と機会創出の組織」の3つを掲げている。


 また、企業戦略には事業戦略(基盤事業・成長事業)と機能戦略(組織・人事)を策定。基盤事業では既存コアビジネスの深化やビジネスポートフォリオの明確化を、また、成長事業では新規ビジネスのプロジェクトやグローバル展開の加速、そして新規投資案件の推進をそれぞれ具体戦略とした。一方、機能戦略では、国内外の組織の強化・最適化を具体戦略とし、以上6つの戦略を策定した。

 同ビジョンでは、20年9月期までに連結経常利益を50億円、ROE15%以上、自己資本比率50%以上を目標に設定し、継続的成長と安定的な企業価値の拡大を目指す方針である。

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