アンドエスティHD、8月既存店売上4.4%増、夏物好調で全店10.9%増、アダストリアから新社名に移行

■夏休み需要と猛暑が追い風、雑貨やコラボ商品も売上拡大に寄与

 アンドエスティHD<2685>(東証プライム)(旧アダストリア)、は9月2日、2025年8月の月次売上高を発表した。全店売上高は前年同月比9.6%増、既存店は同4.4%増と堅調であった。気温の高い日が続いたことや夏休みの外出需要により夏物商品が好調に推移し、サロペットや半袖ジャケット、チェック柄長袖シャツなどのトレンド商品が売上をけん引した。服飾雑貨ではサンダルやボストンバッグ、生活雑貨では「ミッフィー」コラボ商品などが人気となった。休日が前年より1日多かったことも既存店売上を押し上げる要因となった。

 ブランド別ではローリーズファーム、スタディオクリップ、レプシィム、ラコレなどが堅調であった。2025年3月1日付で子会社化したトゥデイズスペシャルの吸収合併も寄与しており、全店売上高の増加要因となった。店舗数は直営1,252店、フランチャイズ6店、WEBストア67店を含めて合計1,325店となった。出退店は8月に直営2店、WEBストア2店の閉鎖があったが、合併効果により純増している。

■9月1日付で持株会社体制へ移行

 同社は9月1日付で持株会社体制へ移行し、社名を「アンドエスティHD」に変更した。新体制のもと、約1,500店舗と会員数2,060万人超を擁するECモール「and ST」を融合し、グループシナジーを活かしたマルチブランド戦略を強化する。アパレル、雑貨、飲食、アウトドアなど多様な事業領域を組み合わせ、「Play fashion!」を掲げたプラットフォーマーとして企業価値のさらなる向上を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る