メディックス、Sales Labを子会社化、営業支援領域に本格進出
- 2025/9/3 13:10
- IR企業情報

■広告から営業支援まで一体展開、顧客LTV向上を狙う
メディックス<331A>(東証スタンダード)は9月3日、Sales Labの全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得株式数は1,000株(議決権所有割合100%)で、取得価額は総額約1.8億円。株式譲渡実行日は10月10日を予定し、2026年3月期第3四半期から連結業績に反映する見込みである。今回の子会社化により、同社は既存のインターネット広告やWeb制作に加え、営業支援領域に本格進出し、事業成長の加速を図る。
メディックスは成長戦略コンセプト「Beyond広告」を掲げ、顧客の「売れるの実現と売れてるの定着」を目指している。これまで強みを発揮してきたBtoB領域において、広告領域のみならずインサイドセールス領域までサービスを拡張することで、顧客企業のLTV(顧客生涯価値)向上を支援する。今回の子会社化により、広告と営業支援を一体的に展開し、クロスセルやアップセル機会の拡大、リード情報の循環活用によるマーケティング精度向上、ストック型収益の増加が期待される。
Sales Labは2020年設立で、営業DX支援サービスを展開してきた。黎明期からインサイドセールスに取り組み、顧客の商談化支援に実績を持つ。メディックスグループ入りにより、マーケティングと連動した営業活動提案による差別化、顧客プロセス全体の伴走支援、従業員育成やサービス進化の機会を獲得できるとされる。直近の2025年3月期は売上高1億7,381万円、営業損失1,649万円と厳しい状況にあるが、グループのノウハウを活用し成長加速を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)