ゼリア新薬が出直り強める、8月下旬に自己株式を消却、株式価値向上などに期待

■3月に新発売の高カリウム血症治療薬にも注目強い

 ゼリア新薬工業<4559>(東証プライム)は9月4日、2083円(27円高)まで上げた後も堅調な値動きとなり、再び出直りを強めている。自己株式の消却を8月27日付で100万株(消却前の発行済株式総数に対する割合1.88%)実施し、1株利益の向上などが評価されている。また、2025年3月に発売した高カリウム血症治療薬「ビルタサ懸濁用散分包8.4g」の早期浸透が注目される。9月中間配当を1株24円(前期比1円増配)の予定としており、9月に入り配当をお意識する買いが増える期待もある。

 今3月期(2026年3月期)の連結業績見通しは、第1四半期決算を発表した8月5日の時点で、売上高は900億円(前期比3.1%増)、営業利益は120億円(同1.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は95億円(同4.4%減)を継続した。コンシューマーヘルスケア事業でヘパリーゼ群を中心に売り上げが伸長する見込みだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る