楽天銀行と楽天証券、「マネーブリッジ」600万口座突破、自動入出金や優遇金利などシームレス取引が評価
- 2025/9/11 08:20
- IR企業情報

■楽天銀行1700万口座、楽天証券1256万口座超で顧客基盤拡大
楽天銀行<5838>(東証プライム)と楽天証券は9月10日、両社が提供する口座連携サービス「マネーブリッジ」の設定口座数が600万口座を突破したと発表した。同サービスは2011年4月に開始され、両社の口座を持つ利用者が無料で申し込み可能である。口座連携により自動入出金機能(スイープ)を利用できるほか、楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用され、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが付与される。利便性や特典が支持され、利用者数は堅調に拡大している。
両社は「マネーブリッジ」を核に、楽天グループの経済圏を活用した金融サービスを強化している。2025年6月には、楽天証券で保有する国内株式等を担保に楽天銀行から資金を借り入れできる「楽天銀行 証券担保ローン」を開始した。楽天銀行は同年5月末に国内デジタルバンクで最多の1700万口座を突破し、楽天証券も6月末に国内証券会社単体で最多の1256万口座超を記録するなど、それぞれ顧客基盤を拡大している。両社はオンラインで完結する取引環境を提供し、利便性の高さが多くの顧客に受け入れられている。
今後も両社は、楽天グループの強みを生かした新サービスを展開し、デジタルバンクやインターネット証券の枠を超えた付加価値の高い金融サービスの提供を目指す。スイープ機能や優遇金利、ポイント付与などの仕組みを通じ、顧客の資産形成・資産運用を支援しつつ、グループ全体でのエコシステム強化を図る方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)