冨士ダイスは反発基調、好決算で急伸したあと3分の2調整し再び好業績を評価

■営業利益は第1四半期で中間期予想の8割を達成、注目強い

 冨士ダイス<6167>(東証プライム)は9月12日、反発相場となり、842円(6円高)をつけた後も堅調で出直っている。8月12日に発表した第1四半期決算(2025年4~6月)が好感されて株価は800円前後から914円(2025年8月20日)まで急伸。その後、上げ幅の約3分の2の位置に相当する838円前後まで調整が進んだため調整一巡感が広がり、再び好業績を評価する動きになってきたと見られている。

 この第1四半期(25年4~6月)連結決算は、超硬製金型類の車載用電池向け金型の販売や超硬素材の販売を中心に好調に推移するなどで、売上高が前年同期比3.4%増の41億25百万円となり、営業利益は3.6倍の1億75百万円へと急回復し、親会社株主に帰属する四半期純利益も同31.8%増の1億22百万円と大幅に回復した。営業利益は5月に開示した前回予想の第2四半期累計(25年4~9月・中間期)の予想額2億20百万円の80%近くを達成したため、想定を上回る推移と見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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