アクセスグループ・ホールディングス、広報・IR室を新設、情報発信力強化へ

ビジネス 万年筆 メモ

■上場維持基準への対応視野に、迅速・正確な情報開示を推進

 アクセスグループ・ホールディングス<7042>(東証スタンダード、福証)は9月12日、広報・IR体制を強化するため新たに「広報・IR室」を新設したと発表した。同室は社長直轄の部署として設置され、社内外への情報発信の迅速化と透明性確保を図り、株主や投資家をはじめとするステークホルダーとの信頼関係の強化を目的とする。同社は経営方針や事業活動を適時適切に伝えることで、理解の促進と成長戦略の周知を進める方針を示した。

 同社は東証スタンダード市場における上場維持基準のうち、2025年3月末時点で未適合となっている「流通株式時価総額」の充足を課題に掲げている。この課題克服に向け、事業拡大や経営基盤の強化を進める中で、情報開示や投資家との対話を重要な経営テーマと位置づけている。今回の広報・IR室新設は、迅速かつ正確な情報提供、積極的なコミュニケーション推進を通じて信頼性を高める戦略の一環とされる。

 新設された広報・IR室は、プレスリリース作成・配信、株主や投資家向け情報提供・IR活動統括、ホームページやSNSを活用した情報発信、広報活動やマーケティング関連業務の統括などを担う。今後は同室を中心に情報発信力を高め、誠実な企業活動を通じて株主や投資家の期待に応える方針を掲げている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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