【株式市場】日経平均は447円高となり急反発、終値での最高値を2日ぶりに更新

◆日経平均は4万5493円66銭(447円85銭高)、TOPIXは3163.17ポイント(15.49ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億1431万株

 9月22日(月)後場の東京株式市場は、引き続き半導体関連株などへの買いが活発で、レーザーテック<6920>(東証プライム)は一段と上げて年初来の高値に進んだ上、9月末基準の配当や株主優待、株式分割を確保するための買付期限(権利付最終日)が今週末の9月26日に迫り、これらに注目する買いも活発化する様子となった。日経平均は13時頃に712円高(4万5757円)まで上げ、前場の705円高を一時上回った。その後は鉄鋼株や重工、海運株が重い値動きのため一進一退に転じたが、終値で2取引日ぶりに最高値を更新した。

 後場は、太陽誘電<6976>(東証プライム)や村田製<6981>(東証プライム)が一段と上げ、ハイテク株人気に加え新型iPhoneの生産拡大報道など材料視。ピックルスHD<2935>(東証プライム)も一段と上げ昼に発表した業績・配当予想の増額修正を好感。栗林商船<9171>(東証スタンダード)は14時過ぎに発表した業績予想の増額修正など受け急伸。リネットジャパンG<3556>(東証グロース)も一段と上げ午前発表の貴金属店の国内金相場の最高値を受けIT 機器などから回収する都市鉱山の貴金属収益に期待再燃。アディッシュ<7093>(東証グロース)は前引けにかけてストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配となり自民党総裁選候補者のサイバーセキュリティ強化政策など材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は17億1431万株(前引けは8億1334万株)、売買代金は5兆3141億円(同2兆6940億円)。プライム上場1618銘柄のうち、値上がり銘柄数は928(前引けは1110)銘柄、値下がり銘柄数は630(同443)銘柄。

 東証33業種別指数は19業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電気機器、石油石炭、化学、銀行、輸送用機器、鉱業、精密機器、パルプ紙、卸売り、金属製品、非鉄金属、サービス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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