日産・BOLDLY・京急など4社、横浜市で自動運転モビリティ実証開始

■「セレナ」ベースの自動運転車、みなとみらいで実証運行へ

 日産自動車<7201>(東証プライム)、BOLDLY、プレミア・エイド、京浜急行電鉄<9006>(東証プライム)の4社は10月3日、横浜市で2025年度に実施する自動運転モビリティサービスの実証実験の詳細を発表した。みなとみらい、桜木町、関内エリアを対象に、日産「セレナ」をベースとした自動運転車両を使用し、遠隔監視と運行体制の検証を行う。実験開始に先立ち、一般モニター約300名の募集を同日から開始した。

 実証は11月27日から2026年1月30日までの約2か月間に実施され、年末年始を除く火曜から金曜に運行される。専用管制室を「PLOT48」に設置し、実際の配車サービスを通じて課題の抽出やサービスエコシステムの構築を目指す。運行台数は5台、乗車定員は3名で、横浜駅や赤レンガ倉庫、中華街など主要施設を含む26か所の乗降地を設定する。各社は役割を分担し、BOLDLYが遠隔監視システムを提供、プレミア・エイドが乗客サポート、京急が交通事業者視点で運行体制構築を支援、日産が車両提供と運営主体を担う。

 モニターは専用Webサイトを通じて10月3日から31日まで応募でき、事前説明会やアンケートへの協力が条件となる。4社と横浜市は実証を通じて得られた知見を活用し、2027年以降にはSAEレベル4相当のドライバーレス自動運転サービスの提供を目指す。これにより地域社会の交通課題解決と新しい移動手段の実現に貢献する考えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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