インフォマート、フード業界カンファレンス開催、「おいしい未来」へ共創の場で業界課題の共解決を推進

■人手不足・物流・フードロスに挑む業界横断イベント、試食体験やDXアワードも実施

 インフォマート<2492>(東証プライム)は10月6日、フード業界の未来を考える体験型カンファレンス『FOODCROSS conference 2025』を10月23日(木)に開催すると発表した。会場は東京都品川区の寺田倉庫WHAT CAFEで、5回目となる今回は「FOOD業界を『おいしい未来』へ」をテーマに掲げる。外食、ホテル、卸、メーカー、生産者などフード産業全体の従事者を対象に、業界課題を共有しながら持続可能な食の未来を議論する場とする。参加費は無料(事前申込制)で、一部オンライン配信も行う。

 イベントでは、「未来への壁」と位置付けられるフードロス、人手不足、物流・エネルギーコスト高騰などの課題に対し、業種の垣根を越えた連携を促進する多彩なプログラムを展開する。来場者が思い描く「おいしい未来」を寄せ書きとして集める参加型企画のほか、課題解決をテーマとするマッチングエリアを設置。物流問題や食材費高騰に対応する各社の知見を共有し、実践的な解決手法を議論する。また、「つながりブース」では、社会課題に取り組むフード事業者の実例を展示。規格外フルーツを用いたスムージーや熊本産「球磨焼酎」など、未利用資源の再活用を体験できる試食・試飲ブースも設ける。

 同時開催の「インフォマートDXアワード」では、同社が展開する「BtoBプラットフォーム」ユーザーが登壇し、デジタル技術を活用した業務効率化や新たな価値創造の事例を紹介する。加えて、リジェネラティブ農業やインクルーシブ活動など、同社の社会課題解決への取り組みも展示する。来場者には、支援先団体が手作りしたクッキーを配布予定。インフォマートは1998年の創業以来、企業間取引のデジタル化を推進し、現在は120万社以上が同社プラットフォームを利用、年間流通金額は62兆円を超える。今回のカンファレンスを通じ、業界全体が共創によって「おいしい未来」を描く契機とする考えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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