タスキHD傘下のZISEDAI、飯田GHD子会社の東栄住宅に物件管理SaaSを提供開始

■クラウド管理とAI解析で住宅販売現場の情報共有を最適化

 タスキホールディングス<166A>(東証グロース)は10月16日、グループ会社のZISEDAIが、飯田グループホールディングス<3291>(東証プライム)傘下の東栄住宅(東京都西東京市)に物件情報管理サービス「ZISEDAI LAND」の提供を開始したと発表した。東栄住宅は分譲住宅「ブルーミングガーデン」などを全国25都道府県で展開し、年間約5000棟を販売する住宅メーカーである。9割超が長期優良住宅の認定を受けるなど、高品質住宅の供給で知られる。同社ではこれまで全国72拠点で物件情報をExcelシートで管理していたが、重複や情報共有の手間が課題となっていた。今回の導入により、情報の一元化と営業効率の向上を図る。

 導入した「ZISEDAI LAND」は、不動産物件情報をクラウド上で統合管理するバーティカルSaaS型サービスである。物件データを簡単な操作で登録でき、拠点を問わずリアルタイムに共有できる仕組みを備える。生成AIを活用したOCR機能が各種書類の読み取りからデータ登録までを自動化し、物件概要書の作成時間を大幅に短縮した。会議資料も登録データから自動生成できるため、営業以外の業務負担を削減。直感的なUI/UX設計により社内への浸透も円滑に進み、問い合わせ件数はほとんど発生していないという。特に「情報の属人化を防ぎ全社での情報一元化を実現した点」や「タイムリーな共有で仕入れ精度を高めた点」が評価された。

 「ZISEDAI LAND」には、AIによる都市情報の自動取得や地理情報システム(GIS)との連携機能を搭載している。入力された用地情報から建ぺい率・容積率・日影規制などの建築条件を自動でマップ上に表示し、事業性を即時に評価できる。また、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとして営業データの分析にも対応し、属人的になりやすい不動産営業を可視化。拠点別・担当者別の仕入れ傾向を把握して効果的な戦略立案を支援する。不動産業界における紙やExcel管理からの脱却を促し、営業現場の生産性向上とデータ活用の高度化を進める狙いがある。タスキホールディングスは今後も、デジタル技術を活用した不動産DXの推進により、業界全体の効率化と価値向上を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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