Jトラストの月次、JT貯蓄銀行(韓国・モンゴル金融事業)の貸出金残高が初の2兆億ウォン台に乗る

■9月の「月次データ」、インドネシアは8か月連続増加し7か月連続最高を更新

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)の9月の月次動向「月次データ推移≪速報値≫」(10月10日夕方発表)は、韓国・モンゴル金融事業のJT貯蓄銀行の貸出金残高が前月比10.4%も増加し初の2兆億ウォン台に乗った。また、Jトラスト銀行インドネシアの銀行業における貸出金残高は8か月連続増加し7か月連続最高を更新。国内では(株)日本保証の債務保証残高が5か月連続増加し、同じく5か月連続で最高を更新した。

 日本金融事業の中核となっている(株)日本保証の債務保証残高は前月比0.7%増の2230億円で5か月連続増加し、5か月続けて最高を更新した。また、NexusCard(ネクサスカード)株式会社の割賦事業も好調。8月には、エステサロンや医療機関向けクレジット事業などを行う西京カード株式会社(東京都江東区)の全株式をJトラストが10月に取得する契約を締結した。今後の寄与が期待されている。

 韓国・モンゴル金融事業では、JT貯蓄銀行の銀行業における貸出金残高が前月比10.4%も増加して2兆965億ウォンとなり、5か月連続増加。現在の会社に改組した2020年1月以降で初の2兆億ウォン台に乗った。一方、JT親愛貯蓄銀行の貸出金残高は同3.4%減で2カ月続けて減少した。

 東南アジア金融事業のうち、Jトラスト銀行インドネシアの貸出金残高は前月比2.6%増の23兆5983億ルピアとなり、8か月連続増加し7か月続けて最高を更新した。また、カンボジアを拠点とするJトラストロイヤル銀行の銀行業における貸出金残高は同0.2%増の960百万ドルとなり、2ヵ月連続で増加した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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