三井海洋開発、ブラジル沖バカリャウ鉱区で原油生産開始、日量22万バレル処理

■「FPSO Bacalhau」稼働、エクイノール社初のブラジル案件

 三井海洋開発<6269>(東証プライム)は10月16日、ノルウェーのエクイノール社(Equinor ASA)より受注・建造した浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)「FPSO Bacalhau(バカリャウ)」が、ブラジル沖プレソルト層バカリャウ鉱区で原油生産を開始したと発表した。エクイノール社にとっては初のブラジル・プレソルト層プロジェクトであり、同社がオペレーターを務め、ExxonMobil Brasil社やPetrogal Brasil社、Pré-sal Petróleo SA社が参画する共同開発案件となっている。

 同FPSOはブラジルの海洋資源開発史上でも最大級の規模を誇り、日量22万バレルの原油生産能力と200万バレルの貯蔵能力を備える。係留は、同社米国子会社SOFEC社が設計・建造したスプレッド・ムアリング方式により、水深約2,050メートルのサントス盆地沖に設置された。また、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)技術を採用し、炭素強度の低減を図る環境配慮型設計としている。

 船体には次世代FPSO用新造船体「M350」を初採用。従来のVLCCタンカーを上回るトップサイドと貯蔵容量を備え、耐用年数を延ばした構造が特徴だ。同社がエクイノール社から受注した初のFPSOであり、ブラジルにおける海洋石油・ガス開発プロジェクト向けとして17基目、同国プレソルト層深海鉱区向けとして9基目のFPSOとなる。今後も同社は、深海資源開発分野での技術的優位性を活かし、世界のエネルギー供給安定に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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