シャルレ、物流拠点を埼玉に集約、全国1拠点体制で効率化、基幹センター機能を強化

■川越と福岡の倉庫を統合、BtoC転換に対応

 シャルレ<9885>(東証スタンダード)は10月30日、物流拠点を埼玉県に集約し、全国1拠点体制へ移行すると発表した。中期経営計画に基づく事業構造改革と物流体制の最適化を目的としたもので、現在稼働中の埼玉県川越市および福岡県の配送センターを統合し、効率的な出荷・配送ネットワークを構築する。

 新体制では、現在の委託倉庫を埼玉県日高市(予定)の新拠点に移転し、2026年8月の稼働を目指す。福岡倉庫は同年12月をもって業務委託を終了し、全国物流を埼玉拠点に集約する計画である。新拠点は基幹センターとして機能強化を進め、設備整備を通じて出荷キャパシティの拡充と物流効率の最大化を図る方針だ。

 同社は現在、BtoC型ビジネスモデルへの転換を推進しており、今回の物流再編はその基盤整備の一環である。倉庫の分散運営を見直すことで業務効率とコスト削減を進め、中長期的な収益構造の改善を目指す。移転費用などの業績影響は精査中で、今後開示すべき事項が発生した場合は速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■電気刺激で塩味1.5倍、食事の楽しみと健康を両立  キリンホールディングス<2503>(東証プラ…
  2. ■2026年初頭以降に各地域で発売予定、累計130万台の系譜を継承  トヨタ自動車<7203>(東…
  3. ■月間20両製造可能、600両超の受注案件に対応  日立製作所<6501>(東証プライム)は9月9…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る