Jトラストの11月は引き続きインドネシアと日本が好調、Jトラスト銀行インドネシアの貸出金残高は9か月連続で最高を更新

■韓国・モンゴル金融事業は中国景気の影響が強いようで連続ダウン

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)が12月8日午後発表した11月の月次動向「月次データ推移≪速報値≫2023年11月」は、引き続き東南アジア金融事業と日本金融事業の伸びが目立ち、Jトラスト銀行インドネシアの銀行業における貸出金残高は9か月連続で最高を更新した。

 東南アジア金融事業のうち、Jトラスト銀行インドネシアの銀行業における貸出金残高は前月比2.3%増の24兆4179億ルピアとなり、初の24兆ルピアに乗り10か月連続増加、9か月続けて最高を更新した。また、カンボジアを拠点とするJトラストロイヤル銀行の銀行業における貸出金残高は同0.3%増の953百万ドルとなり、1か月置いて再び増加に転じた。

 日本金融事業では、中核企業である(株)日本保証の債務保証残高が前月比1.1%増の2289億円となり、7か月連続増加し、同じく7か月続けて最高を更新した。

 一方、韓国・モンゴル金融事業では、韓国の中央銀行が8月に2024年の予想経済成長率を下方修正したと伝えられるなど、中国景気の影響を強く受けている模様で、JT親愛貯蓄銀行の貸出金残高は前月比11.7%減の2兆2856億ウォンとなり4か月連続ダウン。また、JT貯蓄銀行の貸出金残高も前月比1.1%減の1兆8317億ウォンとなり2ヵ月連続ダウンした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■業績上方修正、増配、自己株買い…メガバンクが躍進  同コラムでは、11月11日付けで業績を上方修…
  2. ■サンタクロースはGPIF?日経平均急騰の背景と、日米中銀の思惑  突如、「餅つき相場」、「クリス…
  3. ■低位株と割安銘柄で挑む12月決算市場  12月期決算銘柄の師走相場では、業績を上方修正し増配を発…
  4. ■師走相場、守りと攻めの二刀流で挑む年末投資戦略  「守るも攻めるも」あと1カ月である。師走相場が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る