7~9月期実質GDPは年率マイナス1.8%、名目はプラス維持

■内需・外需ともマイナス寄与、民間住宅が大幅減

 内閣府は11月17日、2025年7~9月期四半期別GDP速報値を発表した。実質GDP成長率は季節調整済前期比でマイナス0.4%、年率換算でマイナス1.8%となり、2期連続のマイナス成長となった。一方、名目GDP成長率は前期比プラス0.1%となり、物価動向を示すGDPデフレーターは前年同期比プラス2.8%と上昇傾向が続いた。実質GDP成長率への寄与度では、国内需要と外需のいずれもマイナス0.2%と成長を押し下げた。

 需要別では、GDPの過半を占める民間最終消費支出が前期比プラス0.1%と伸びが鈍化した一方、民間企業設備投資はプラス1.0%と堅調に推移した。しかし、民間住宅投資はマイナス9.4%と大幅に落ち込み、民間在庫変動もマイナス寄与となった。公的需要は、政府最終消費支出がプラス0.5%、公的固定資本形成がプラス0.1%と改善がみられた。外需では輸出がマイナス1.2%、輸入がマイナス0.1%で、輸出減少が外需全体のマイナス寄与に繋がった。

 同時に公表された2024年度の成長率は、実質プラス0.6%、名目プラス3.7%となった。物価上昇が続くなか、実質ベースでの2期連続マイナス成長は、景気の先行きに対する懸念を高める内容となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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